気になって、、１３日のお昼に上司に許しをもらって様子を見に行った。。。
父は、、部屋の隅に、、、倒れていた。。。
正確には、、移動の途中で、、その場で一休みの体勢だったらしい。。。
「起きる？」と聞くと。。「このままでいい」と言う。。。
しばらくそのままにして、、ころあいを見て起こし。。
テーブルの前に座らせた。。。
兄が用意していったお粥を「食べる？」と聞くと、、食べると言うので。。
レンジで温めた。。。
で、、結局。。「御飯はいいわ。。お茶をくれ」と言う。。。
いつからお茶が無くなっていたのか分からないが、、
１２日に顔を出した時「お茶が無い」というので、用意してきたお茶を入れた。。。
父は、、お茶を飲んで、、またその体勢のままじっとしていた。。。
「やっぱり、、病院の方がいいんじゃない？？。。病院はいやなの？？」
と、、もう何回聞いたか分からない質問をまたした。。。
父は「これでも、、たばこの配達があったり、、家に居ればすることがあって、、退屈しない。。
病院なんて、、点滴して、、検査して、、、の繰り返しや。。。」と、、言う。。。
とにかく、、限られた時間しかないので、、お湯を沸かして。。
気になっていた、、父の足を洗う。。父の足は水虫でひどい状態になっている。。。
一度あらったくらいではほとんど変わらないが、、少しはさっぱりしたかなぁ～と思う。。
でも、、座っている状態で、、洗面器に足を入れる体勢も父には辛そうだった。。。
時間がなくなり、、「帰るね」と言うと、、「そこのオムツを取ってくれ」と言う。。
「替えようか？」というと「自分でやる」と言う。。。
渡しても、、動こうとしないので、、「私は居ない方がいい？」と聞くと「そうだ」と言う。。
部屋を出て２０分くらいして見て見ると、、まだオムツを脱ぎ終わっていない。。。
「私がするよ」と言って。。新しいオムツをはかせた。。。
父は「いつも、、自分でやっている。。人にやってもらうと変な感じがするなぁ。。」と言った。。
でも、、さっぱりしたと言うので、、「じゃ帰るね。。」と言って部屋を出た。。
急須と湯飲みを洗ってテーブルの上に置いた。。。
部屋を出て、、ふと見ると、、父が向きを変えてテレビを見ていた。。。
結局、、私は、、、
父の世話をしたのではなく、、、父に世話をさせてもらったんだなぁと思った。。。
父はもう歩けない、、座った大勢で腕で移動している。。。
それでも、、父は、、気楽さがいいんだなぁ、、と悟った。。。
時間がかかっても、、途中でひっくり返っても。。
自分のペースで気楽に、、人生の幕引きをしたいんだな。。。と分かった。。
夕方、、兄から電話があった。。。
父はあの後、、自分でお茶を入れて飲んでいたらしい。。。。
今日は実家に顔を出していない。。。
明日、、また仙人のような、、父の顔を見に行こう。。。
