昨日まで、、もうしばらくは大丈夫だと思えた父の容態が急変し。。。
明け方に父は息を引き取った。。。
死に目に会えなかった。。。
病院で、、亡くなっている父に対面した。。
いつもと変わりなくおでこはまだ温かみがあり。。。
骨と皮になった足をさすってみた感触も変わりなかった。。。
昨日兄がそったひげは触ると少し手に触れた。。。
何時間かでも伸びたのかもしれない。。。
息だって、、そう思えば息をしているように見えた。。。
実感がわかないまま、、ばたばたと半日が過ぎ。。。
お昼に少し寝て目が覚めた瞬間、、、
いいようのない重苦しい気持ちがのしかかってきた。。。
「父は亡くなったのだ。。。」
入院中、、父はよく私の顔をじっと見ていた。。。
もう、、仕事の帰りに病院に寄ることもない。。。
「御飯を食べた。。」
「しゃべった。。」
「まだ身体をよく動かしている」
と喜ぶこともない。。。
でも、、急だったよな。。。と思う。。。
ニュースで山開きの話題が放送されていた。。。
そうか、、父は山開きを待って。。。大好きな剣岳に登っていったのか。。。。
お父さん、、今日は天気が良くて、、
気持ちよかっただろうね。。。もう、、自由だよ。。。
もう、、好きにしていいんだよ。。。