父の日記。。☆

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父の日記は2005年の5月4日で終わっている。。。
それまでも、、途切れ途切れになっていたが。。。

母の病気が分かってから、、父の筆跡は変わっている。。
筆圧が弱いのか、、線がふらふらしていて、、文字の輪郭もはっきりしない。。。

それまでも母の事がけっこう書かれていたが。。
母の入院以降は、、母のことが中心で、、

休み毎に私が実家を訪れたことも書かれていた。。

ただ、、下着を持って来てくれた。。とか
母を風呂に入れてくれたとか。。

有りがたがっていることばかりではなく。。。

正月の日記には、、私たちが帰った後の料理の残りを
「片付けなければならない。。。」とか。。。

私が、、料理を持って行った日には。。
「ありがたいが、、量を考えてほしい。。」とか。。

愚痴っているのが、、笑えた。。。

当時は、、折角の好意を迷惑がられたようで。。。
腹が立ったり、、情けなく思えたりしたが。。。

日記を読みながら、、笑ってしまった。。。

私の心も、、安定してきたのだろう。。。

いつも平常心のつもりだったが、、見栄をはっていたのかもしれない。。。

最後の5月4日には。。。
「○○子(私のこと)が来ると思っていたが、来なかった。。静かな日だった。。」
というようなことが書かれていた。。

休み毎に顔を出していた私を待っていてくれたのだろうか。。【ちよっと嬉しい】

実際は次の日に弟の家族も帰省して、、皆で食事をしている。。。

しかし、、4日以降は日記は真っ白だ。。。

その頃には父も癌に侵され、、体調がすぐれなかったのかもしれない。。。

しかし、、日記を通して、、父に会っているようで。。。
時間の経つのを忘れる実家でのひと時だった。。。