母の最期の時。。。
看護婦さんが、、兄と私に
「手を持って声を掛けてあげてください」
と言った。。。
私は、これはおそらく臨終の際のマニュアルなんだなと、、
頭の片隅で思いながら。。言われるままに、母の右手をもった。。。
「私はここにいるよ」と声をかけた。。
もう、目はうつろで反応もなかった。。
でも、一人で旅立つのではないと、感じて欲しかった。。
今日、ふと。。
あの時、母は、兄と私の声が聞こえていたのかなぁ。。。。
と思った。。。
時々、母の手と、、
さすりつづけた母の足の感触が。。
私の手によみがえる。。。