1年前。。
母と新しい眼鏡を買いに出かけたことが、、日記に書いてあった。。
娘も一緒に行くと言ってついて来た。。
店の椅子に腰掛けた母は、店の主人に視力を測ってもらい、、何種類か眼鏡を出してもらった。。
「今度はちょっといい眼鏡を買おうと思っている」
と母は言った。店の主人は
「これなんかどうですか。軽いし。。いいですよ」
と言って一つの眼鏡を勧めた。
母は何種類かかけてみて、鏡を覗いていた。
私も一緒に見て、やはり店の人が勧めたのがいいんじゃない!?
と言った。
でも、やはり心の中で。。
「母は、どれくらいこの眼鏡を使うことができるんだろう。。」
と考えてしまう。。
しかし、その頃の母はまだ元気だった。。だから。。
もう一方で「もしかしたら、少なくとも2,3年使うかもしれないじゃないか。。」
と本気で信じようとしている自分もいた。
店の人が、眼鏡を調節している間、、私も店の眼鏡を見て回り。。
気に入ったサングラスをかけてみていた。。
すると母が「それ、買うんなら一緒に買ってやる」
と言った。。
私は素直に買ってもらった。。
今、そのサングラスは息子のところにある。
なんだか、、見ると辛くなるような気がして、、息子に持たせたのだ。。
今日は。。。
あの日から1年。。。。
元気だったあの日の母の姿が思い浮かぶ。。。