ここ数年、、何だか地に足がついていない感、、があるのだが。。。
【ここ数年と書いたが、、もしかしたらもっと前からかもしれないし。。
ものごころついてから、、ずっと、、
『自分の居場所はここではない感』があったのかもしれない。。】
そう言えば。。
今日また、、ふと「まきちゃん」の事を思い出した。。。
まきちゃんは、、4歳年上の従兄弟である。。。
時々、、伯母さんの家の2階で、、おもちゃのピアノで音をとりながら。。。
まきちゃんが歌を教えてくれたことを思い出す。。。。
「わ~た~しぃは、い~ち~ごぉよ、、生まれたさぁとぉは。。。
うみべの、、ちぃ~さぁな、、だんだんばぁけぇ~~。。。。。」
なんだか哀愁を帯びたそのメロディは、、今でも不思議な感覚で、、甦ってくる。。。
男兄弟の中で育った私は、、時々まきちゃんの洋服のお下がりをもらうのが嬉しかった。。。
それは、、なんとなくおしゃれで、、あかぬけた感じがした。。。
まきちゃんは、、家の事情で、、しばらく叔父である父があずかることになったことがある。。
父と母は、、何とか手に職をつけさせようと、、知り合いに頼み込んで、、就職させたのだが。。
ある日、、ふいに家を出ていった。。
その後結婚して、、旦那さんと挨拶に来て、、また行き来するようになったが。。
結局、、その結婚も長続きせず、、とうとう行方不明になってしまった。。。。
で、、
数年前に内縁の夫に看取られて亡くなった。。とまきちゃんの姉である従兄弟から連絡があった。。
まきちゃんは、、まきちゃんの好きなように人生を生きたんだろうと。。。
今は、、思える。。。。
そして、、あの伯母ちゃんちのちょっと薄暗い2階の記憶の中で。。。
あのメロディと一緒に私の中の「まきちゃん」は生きている。。。