味噌汁。。。☆

父を実家に送り届けて。。
「帰るね。。」
と言うと。。。

「あぁ、、ありがとう」と父は言って。。
突然「晩御飯、、何を食べればいい!?」と言った。。

なんだってぇ!!??
父は今まで、そんな事を言ったことはない。。

「大丈夫。食べるものは何でもある」
私が、何か、食べる物はあるのか聞くと、いつもそう答えていた。。

それに、何か作って持っていっても。。
食べないでいつまでも冷蔵庫に残っていたり。。。
「甘すぎる」「味がついていない」【これはもっぱら兄だが。。】
と、文句を言われるので、、
いくら実家でも、実家には実家の生活があるのだから、、
あまり立ち入らないようにしようと、、思っていた。。

母がまだ生きている時、、一度それで、私がキレたことがある。。。
【母は兄の味方をしたが。。。】

しかし、、父の心細そうな顔を見ると。。【甘えているとも言える】
そのまま帰る訳にもいかない。。。

冷蔵庫の中をみつくろって二品ほど作った。。。
父の作った、、何度も温めなおしてしょっぱくなった、、
味噌汁も、おさめて新しく作り直した。。。

「味噌は入れすぎないように。。味噌汁もつくりすぎないように。。」
父に言い聞かせた。。

父は「これで、、安心だ」と言った。。。
晩御飯、、何を作ろうか、、と不安になったのだろうか。。。

世間には、父より高齢で一人暮らしをしている人はいくらでもいる。。
父が特別かわいそうな生活をしている訳ではない、、
と、、自分を納得させている部分もある。。。


しかし、、毎日食事の支度をしながら、、
どうして、、私の作ったご飯を義母は食べて、、父は食べられないのだろうと、、
割り切れない思いはいつもある。。。